2014年9月11日木曜日

オリエント急行


オリエント急行、と聞いて思い浮かべるのは何でしょうか?
豪華列車、小説の舞台、寄木細工、様々あると思います。
今回はそんなオリエント急行について紹介したいと思います。


オリエント急行誕生の歴史は1883年にまで遡り、当時この列車はヨーロッパとアジアを結ぶ初の直通列車として、そして超豪華列車として一躍有名になりました。

その豪華ぶりを示す一つには、第一次世界大戦後の常連客が挙げられます。
ルーマニアのキャロル国王にマリ女王、ギリシャ国王、ブルガリア国王を筆頭に貴族、外交官、富豪が挙げられるといいます。




その外装や内装の豪華絢爛さはさまざまな書籍やテレビ番組によって紹介されていることですから、今回は割愛させていただくことにして、ことに筆者が魅力を感じる点について紹介させていただきます(`・ω・´;)


第二次世界大戦後の民間旅客機の開発に伴い、オリエント急行への客足は減退の一途を辿ったといいます。

しかし、しかしです。
オリエント急行の魅力とは、移動手段としての魅力なのでしょうか?
そうであるとすれば、飛行機で数時間で行ける距離を1日以上かけていくこの列車に用はないのは確かです。

そうではないのです。
数時間で行ける距離を、時間を掛けて、「オリエント急行」という列車の中で過ごす時間を楽しむことに価値があるのです。
オリエント急行はその時間がもったいないと感じる人は最初から相手にしていません。



駅構内にあるオリエント急行専用のエントランス

乗車し自室へと入った後に提供されるウェルカムシャンパンとシュリンプ、ローストビーフ、キャビアのカナッペ

ランチを終え、ディナーまでの時間を田園風景を眺めるもよし、読書もよし

ドレスアップをしていざディナーへ
まるでかつての社交界を思わせる雰囲気の中での食事



オリエント急行の中で流れる時間は、他のそれとは違います。

そんな時間を体験してみたくはないですか?

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